- 人数:2~3人
- 年齢:8歳以上
- 時間:30~60分
- 制作:アラン・R・ムーン
- こんな方におすすめ:旅行好きな方、ボードゲームと言えばスゴロクというところから一歩飛び出たい方、鉄道好きな方
- ※データは「チケット・トゥ・ライド 北欧の国々」より
師匠! いろんなバージョンがあるって、どういうことでしょうか?
うむ。この「チケット・トゥ・ライド」というゲームはな、ある地域を旅行するゲームとなっているんじゃ。
地域別でいくつもバージョンが出ていて、その地域の特色がある地図のボードがついていて、楽しいぞ。
そういうことですか! ボクらも色んなバージョンがありますよ。ガマガエルでしょ、アマガエルでしょ……。
まあ、バージョンね。
目次
物語とフレーバー
「チケット・トゥ・ライド 北欧の国々」は、デンマーク、フィンランド、ノルウェーとスウェーデンの北欧の国々を舞台としています。あなたはこれらの国で、コペンハーゲン、オスロ、ヘルシンキ、ストックホルム等の有名な大都市を尋ねることになります。
さらにはノルウェイの美しいフィヨルドや、壮観な山々が望めるノルウェイの絶景路線、ラウマ鉄道に乗ったり、バルト海に面したスウェーデンの港町で塩辛い空気を嗅いだり、かつてヴァイキングが闊歩したデンマークの田舎を旅したりすることでしょう。
フィンランド鉄道を越えて、遠く北極圏まで旅をすることもあるでしょう。
「チケット・トゥ・ライド ノルディック(北欧の国々)」説明書より
コンポーネント
北欧の地形を活かした縦長のボード
箱を開けてみて、やっぱり一番最初に目が行くのが、北欧の地形を活かした縦長のボードです。実在の都市名と、線路が書かれた地図になっていて、プレイヤーはこのボードの上を旅することになります。
そして、次に目を引くのが、このゲームの主役とも言える「列車コマ」です!
なんと、3色のプラスチック製のコマが各40個、つまり120個入っています。
これがそれぞれ列車の形をしていて、鉄道好きにはタマりません!
他にも北欧の国らしく、列車の屋根に雪が積もっている絵の描かれた「列車カード」110枚も、綺麗です。
3色のプラスチック製の列車コマ
色彩がオシャレ列車カードの屋根には
北欧らしく雪が積もっている
プレイ感
サイコロの代わりにカードを使うだけで、急に戦略性が生まれる不思議
ルールは物凄く簡単です。ボード上の線路の色と同じ色の「列車カード」を出せたら、その線路に自分の「列車コマ」を乗せていくだけ。
得点は、ある駅からある駅までの1区間に「列車コマ」が置けていたら得点!
駅までの距離も、得点のポイントになってきますので要チェックです。
例えばですが、
- ボード上の「ヘルシンキ」から「ストックホルム」の路線は、黄色いマスが4つ書かれています。
- 「列車カード(黄)」4枚を手札から出すことが出来れば、この路線上に、自分の「列車コマ」を配置することができます。
- 手札にない場合は、山札からカードを引きましょう。
- 「列車コマ」の配置 or 山札から「列車カード」を引く を行ったら、次のひとの順番です。
ヘルシンキからストックホルムへ、黄色い列車カードを使用して列車コマを配置
これを今まで、ボードゲームと言えば、スゴロクや人生ゲームと言ったサイコロやルーレットでマス目を移動していくものしか知らなかった方が遊ぶと、この感覚はとってもビックリします。
手札さえあれば、地図のどこにでも「列車コマ」を配置できます。
しかし、逆に言えば、今の手札ならどこに置けば良いのか、カードと地図をにらめっこして決める戦略性があるのです。
スゴロクの場合、「お!3が出た」じゃあ、「3進むか」。
と、自動的に結果が決まってきます。
しかしこのゲームは、例え同じ手札の状況であっても、ひとによって、色々な筋道があります。
シンプルなルールなのに、勝ち筋がたくさんある、それが「ドイツボードゲーム」の楽しさです!
バージョン違いを楽しもう
さて、ここからは、もし「チケット・トゥ・ライド」を気に入って頂けて、違う地域のものも遊んでみたい! と、思った方に向けた情報です。
「チケット・トゥ・ライド」は、色々な国や地域のものが、販売されています。
それぞれ見てみましょう。