
- 人数:2~6人
- 年齢:8歳以上
- 時間:20分
- 制作:アレックス・ランドルフ
- こんな方におすすめ:ハッタリをかましながらワイワイ楽しみたい方、シンプルなゲームを楽しみたい方、メンタリストな方

俺はボードゲーマー、強いボードゲーマーHey Yo!
なっ。いつもとキャラが違う気がするんじゃが・・・


いやあ。今回のゲームは、ハッタリが重要と聞いたので
喝~~~! そんなことでは今回のゲームは勝てんぞ
あと、ラッパーたちに謝るのじゃ!

物語とフレーバー
1枚ずつ持っている1~15のカードを使ってハゲタカ(得点)カードを取り合ったり押し付け合ったりするゲームです。
ハゲタカカードにはプラスとマイナスのカードがあり、+のカードを取るためにもマイナスを誰かに押し付けるためにもなるべく大きな数字カードが必要です。しかし大きな数字を出しても、ほかに同じ数字を出している人がいたらそのカードは無効になり、その次に大きな数字を出している人に+のカードを取られてしまいます。
大きな数字カードを出すタイミングが重要です。誰にでもすぐにわかる簡単なルールで置くの深い、楽しいゲームです。
「ハゲタカのえじき」パッケージ裏書きより
コンポーネント
このハゲタカ、間抜けな顔しているなあ
このゲームはカードゲームなので、入っているのはカードだけです。「ハゲタカのえじき」と、いうタイトルどおりハゲタカの書かれたカードがあるんですが、なんとも間抜けな顔しています。
「ファミリーで遊んでくださいね!」って言っているような、誰にでも好まれる毒のないデザインです。
カード上の数字も大きく書いてあって、見やすいし。
子供から老人まで遊べるようにちゃんと考えられて、このデザインなんだろうなあと思います。
プレイ感
物凄くシンプルなルールなので、初心者向けです。
ルールは、物凄くシンプルです。
- 各プレイヤーに、自分の色のカード(1~15)を配布
- ハゲタカカード(-5~+10)をシャッフルし、山札にして中央に置く
- ハゲタカカードを1枚引き、そのカードに書かれた数字が、ラウンドの得点になる。
- 全プレイヤーは、手札1枚を一斉に出し、最も大きな数字を出したプレイヤーが、ハゲタカカードを得点として引き取る。
(1度、出したカードは、次のラウンドには使えません)
以上を繰り返してハゲタカカードがなくなったら、得点計算。
ね。簡単でしょう?
高い得点のカードは欲しい。でも、かぶると怖い。どうすれば、いいんだあ。

でも、これだと高い得点のカードの時だけ強い数字を出していくだけになりませんか?
良いところに気づいたのう。このゲームの肝となっているバッティング要素じゃ

かえる君、良いところに気づきましたね。
このゲームの最も重要なルール説明が抜けていました。それが、こちら!
- バッティングしたら(数がかぶったら)、その数字は無効になる
例えば、場のハゲタカカードの数字が「10(ハゲタカ)」。
つまり、これが得点に加算されます。
「10(ハゲタカ)」は、ハゲタカカードの中で最も高い点数なので、絶対に獲得しておきたい!
そしたら、手札の最も強い数字「15(手札)」を出そう。
ところがですね、別のプレイヤーが同じことを考えて、「15(手札)」を出した場合、どうなるか……。
この状況が、バッティングです!!
なんと、「15(手札)」は無効になり、次に強い数字を出しているプレイヤーが、ハゲタカカードを、かっさらっていくことになります。
つまり、高い点数は欲しい。
でも、バッティングが怖い。
急に、相手がどんなカードを出すかの読み合いが始まります。
ジャンケンとかで、よくありませんか?
「おれ、グー出すぞ!」
「じゃあ、あたしチョキ出すから!」
みたいに、けん制する感じ。
「このハゲタカカードいらないから、低い数字出すね~」
(と言いながら、「15(手札)」を出す)
「今回は、強気でいくぞ」
(と言いながら、「1(手札)」を出す)
コツをつかんでくると、そんな感じでハッタリを言い合うようになって、これも盛り上がる要因となっています。
簡単だけど、盛り上がる! ドイツボードゲームの傑作のひとつなので、ぜひぜひ遊んでみてください。