
- 人数:3~6人
- 年齢:10歳から
- 時間:45分前後
- 制作:Manfred Burggraf,Dorothy Garrels,Wolf Hoermann
- こんな方におすすめ:読み合い・心理戦好き、警察好き、泥棒好き

うわああ。こりゃまた、懐かしいゲームを持ってきましたね!
何を言うか! 1983年とはいえ、ドイツ年間ボードゲーム大賞受賞作じゃ。ボードゲーム紹介サイトとして、取り上げないわけには、いかんじゃろ。


前回の「レヴィアス」の記事で、引き合いに出してましたもんね。久しぶりに、紹介したくなったんですね。
分かります。
▼前回の「レヴィアス」の記事
「スコットランドヤード」の物語とフレーバー
怪盗Xを追いつめろ!
ロンドン市内に潜伏し、大胆不敵に逃走する怪盗Xを、スコットランドヤード(ロンドン警視庁)の敏腕刑事たちが追跡し逮捕するというゲーム。
怪盗Xがまんまと逃げきれるか、或いはスコットランドヤードの刑事たちが首尾よく怪盗Xを逮捕するか。霧のはれ間にうかんだ手がかりをもとに追跡の輪を縮めろ。
その瞬間、又ロンドン特有の霧が、怪盗Xの姿をつつみ込んでしまった。
「スコットランドヤード」パッケージ裏書きより
「スコットランドヤード」のコンポーネント
やっぱり、「スコットランドヤード」を語るのに帽子は外せませんよね
「スコットランドヤード」のコンポーネントで、一番目を引くのが、犯人役怪盗Xが被る帽子!
近年のバージョンだと、サンバイザーですが、過去のものはちゃんとしたキャップで、黄色い刺繍で「Mr.X」と書かれていました。
絶対、「猿君。今度は負けんよ」と言ったひとは、ひとりやふたりではないはず。(このネタ、分かるのか!?)

「スコットランドヤード」のプレイ感
あれ、こんなにシンプルだったっけ??
「スコットランドヤード」を久しぶりに遊んでみると、最近のゲームと比較すると、そのシンプルさに驚かされます。
アクションカードはないし、プレイヤーキャラごとの特殊アクションもありません。個人ボードだってありません。(怪盗Xだけは、行動を示すボードがありますが)
でも、こんなにシンプルなルールなのに、ちゃんとロンドンで追いかけっこしてる! って感じになってくるんですよね。
ルールは、そうこんな感じだった!
少し一足飛びでしたね。
知っている前提で話をしてしまいましたが、念のためルールのおさらい!
プレイヤーは、1人が怪盗Xに、それ以外はロンドン市警となります。
怪盗X役のプレイヤーは、ボード上の自分の位置を手元の紙にメモります。

怪盗Xの移動手段と居場所が、一定ターンに一度、公開されるので、ロンドン市警は、それを手がかりに、怪盗Xと同じコマに移動(=逮捕)することを目指します。
逆に怪盗Xは、24ターン逃げ回り、逃げ切るのを目指します。
ターンごとにするのは、移動だけ!
そう。移動だけなんです。ほんと、シンプル。
タクシーやバス、地下鉄など、移動手段がいろいろあって、どう移動するか、どういう経路をとるかで、有利不利があります。
でも、やってることは盤上のコマを動かすだけ。
それでもやっぱり白熱します!
それでもね、遊ぶとやっぱり白熱します。

地図をにらめっこして、ここじゃないか、あそこじゃないかって議論して。
怪盗X役は、「そんなとこじゃないぞ。猿君。くくく」みたいに、内心ほくそ笑んでるの。
皆さん、久しぶりに「スコットランドヤード」遊んでみませんか?