
- 人数:2~6人
- 年齢:10歳以上
- 時間:45~60分
- 制作:フリードマン・フリーゼ
- こんな方におすすめ:クイズ好き、ギャンブル好き、動物好き
物語とフレーバー
みなさん知っていますか?
キリンの体高は5メートル以上で、メガネカイマンの体重は60キロもあるんです。それではシロクマのしっぽの長さや、コガネガエルの生息地域はどうでしょう?
「ファウナ」ではこのような問題が出されます。
正直なところ、全部知っているはずがありません。陸海空の動物が360種類も登場するのですから。正解だけでなく、正解に近くても得点になります。
ただし推測コマをたくさん置き過ぎて外れると、没収されて減ってしまうので注意しましょう。
「ファウナ」説明書より
「ファウナ」のコンポーネント
マニア垂涎(?) 360種類の動物カード!
このゲームの主人公は、動物です。
このゲームには、360種類の「動物カード」が用意されています。
カードには、リアルタッチで動物のイラストが描かれ、カード下部には、その生態が克明に触れられています。
まるで図鑑並みの情報!
これは動物マニア垂涎モノ(?)ですね!!
カードは、
緑と黒で難易度が分かれている。答えを隠せるカード立て
そして、もうひとつ忘れちゃいけないのが、世界地図ボード!!
結構大きい。
世界地図ボード!
プレイヤーは、このボードに動物たちの生息地や、体長などをベット(コマを配置)していくことになります。
「ファウナ」のプレイ感
クイズゲームが抱える課題、「覚えてしまう」に対する対処法
クイズ形式のボードゲームは時々ありますが(お忘れかもしれませんが、拙作「アノコロの俺ら」も、クイズゲームです)
抱える課題として、
問題と解答を「覚えてしまう」と、いうのがあります。
「ファウナ」で、それにどう対処しているかというと、
膨大な数で覚えさせない!
すっごくシンプルな対処方法ではありますが、
カードはこの量である!(しかも裏・表に動物が描かれている)
このゲームの問題である動物カードは360種類。
そして、1ゲームにおいて使用する動物はだいたい10~15枚。
10枚だとすると、毎回覚えていたとしても、最低36回は遊べる!
と、いうか出題範囲が広すぎて、覚えきれるわけがない!!
実は、知識を競うゲームではない
おっと大事なことを言い忘れていました!
「クイズゲーム」とは言ってはいますが、
実はこのゲーム、知識を競うものではありません!
え? と思われるかもしれません。
ほとんどのプレイヤーは、「なんとなくこんな感じ」で、答えを導きだします。
動物の何を当てれば良いの?
「ファウナ」では、プレイヤーには、毎ラウンド「1動物」の生態についての出題があります。
問題の内容は、すべての動物において同じで、
- 生息地
- 体重
- 体長(頭と胴体の長さ。しっぽを含まない)
- 全長(しっぽを含む)
- 体高(立っている動物)
- 尾長
に、ついてになります。
すべてに対して解答しなくても大丈夫です。

自信のある項目の解答を、ボード上にコマを配置することでベットしていきます。
コマを配置していくのは、順番になるのですが、他のプレイヤーが置いた場所には置けないので、自信のある項目は、早めに置いておきたいところ!
なお、外れていたとしても、近い解答だった場合は、「惜しい!」ということで、小さいながらも得点が得られます。
自信のありそうなひとと、近い解答にベットするという
「コバンザメ戦略」も考えられますね!
いい加減な推論を、自信満々に言い合う楽しさ
こういうゲームは、ついつい自分の推論を言いたくなります。
たとえば、
・この白い毛並みから察するに、絶対寒い地方に生息してる、生息地は、北極一択!
・う~ん、このイラストだと、しっぽが長そうだから。。。1メートルくらい?
・知ってる知ってる、このまえNHKでやってた! ガラパゴス諸島にいて、すっごくおっきいやつ!!

自信満々に語るんですが、
結果は。。。
珍解答を熱く語ったあとに
答えを見て、笑い合う!
それこそが
このゲームの醍醐味です!!