- 人数:2~5人
- 時間:15分~30分
- 制作:店長
- こんな方におすすめ:アニメ、漫画、ゲームなど、ホビーコンテンツが好きな方
「アノ俺特集」と題して、カードゲーム「アノコロの俺ら」の記事を連投する予定です。
って! 作者のところのゲームじゃないですか。
そうじゃな。
実は今回、ゲームマーケット2020春に向けて、「アノコロの俺ら」のコラボ作品と、拡張版の準備が進んでおった。
まあ、ゲムマは残念ながら中止になってしまったが、それらの通販が開始されたのじゃ。
今回は、それを記念しての特集企画じゃ!!
【参考】
・「アノコロの俺ら・拡張版」(制作:熊熊飯店)
販売:熊熊飯店通販ショップ(BOOTH)
・「アノコロのお前は誰だ?」(制作:橙華堂様/監修:熊熊飯店)
販売:amazon
目次
シリーズ累計販売個数3,000個超え「アノコロの俺ら」とは
カードゲーム「アノコロの俺ら」は、ある年代のホビーの出来事が書かれたカードを時系列に並べていく、簡単なゲームです。
たとえば、
「ファミリーコンピューター発売」
「ビックリマンチョコ第1弾発売」
と、いうカード。どちらが先に発売されましたか?
並べてください!
ルールはこれだけ。すごくシンプルですね。
他にもたくさんの出来事カードが入っています。
でも、この分かりやすさがウケたのか、おかげさまで累計販売個数3,000個を突破する人気作となっています。
「アノコロの俺ら」テストプレイ用カード。白黒で物凄くシンプルだった。
「アノコロの俺ら」の作り方(考え方編)
文系だから論理思考は無理。絵心ないからイラスト描けない。なら、どうするか?
僕は、ゲームは好きなんですが、べつにゲームが強いわけじゃないんです。
極端な文系だから、数字がからっきしダメ。
それなら数値を必要とするゲーム制作は、いったん諦めよう。
代わりに「感情」に訴えかけよう、そう思いました。
イラストも同じで絵心ないんなら、代わりに「文章力」で勝負だ!
そう思ったんです。
そうして出来たのが、「アノコロの俺ら」でした。
初版の「アノコロの俺ら」完成品。裏面には文章がビッシリ!
「アノコロの俺ら」のルールは、ただ時系列にホビーの出来事を並べていくだけです。
でも、それによってちゃんと、アノコロの思い出話に花が咲くように、扱うコンテンツは、なるべく皆さんが知っているようなものをと、吟味しました。
そして、コンテンツを知らないひとも盛り上がれるように、裏面には解説を結構多めに書いてあります。
「この解説を読むのが好きなんです」そう言ってくれるひとも結構いてくれて。ニンマリします。(笑)
ルールには「オススメは、アノコロの思い出を語りながらのプレイ方法」と書かれている。
実績:30分で完売!
それで、「アノコロの俺ら」の初期版なんですが、出来上がったものをゲームマーケット2013春で販売したのですが、結果は50個が30分で完売!
いや、びっくりしました。実は、後にも先にもあんなに並んだの、初めてだったんです。
ゲムマ2013春の凄い行列!
(本当は別イベントだった)50個が30分で完売しました!
「アノコロの俺ら」の作り方(材料編)
材料と当時の費用記録
まあ。能書きだけじゃあつまらないので、せっかくだからどういう材料を使って初版を作ったか、当時の材料費込みで、公開しちゃいましょう。
初版の「アノコロの俺ら」を頒布したのが、ゲームマーケット2013春でした。
この方法で出来上がったものは、チープなのは否めないんですが、費用としてはお手頃だし、これから初めてゲームを作るお金のない学生さんなんかには、オススメです。
材料費(初版「アノコロの俺ら」50個分):合計39,553円
・カード(名刺用紙) | 2,500枚分 | 7,560円 |
・スリーブ | 2,500枚分 | 4,380円 |
・パッケージ | 50個分 | 2,550円 |
・マジックテープ | 適量 | 1,100円 |
・内袋 | 50個分 | 600円 |
・インク代 | 16,533円 | |
・ゲムマ出展料 | 6,800円 |
・カード(名刺用紙)
カードは、名刺用紙に両面印刷しました。
こちらの用紙が、固めのA4用紙でミシン目が入っているので、取扱いが楽でした。
・スリーブ
名刺用紙だけだとさすがに、チープさが目立つので、スリーブに入れました。
そうすると市販のカードのようにフィルム加工されているように見えるし、触感も
すべすべで高級感が出ます。
・パッケージ
モデルチェンジをしたのか、当時使っていたものと全く同じ製品は発見できな
かったのですが、類似製品がこちら。CDサイズのタトウ式段ボールと呼ばれ
るもので、これに細工してマジックテープをつけて開け閉めができるようにし
ていました。オモテ面にタイトルを印字したラベルを貼り付けると、案外それ
っぽくなるんです。
・内袋
いわゆる「チャック袋」と呼ばれるものです。カードと説明書をこの中に入れ
たうえで、先ほどの段ボールのパッケージに入れていました。
いま考えると、自分で言うのも変ですが、丁寧なつくりですね。