- 人数:2~5人
- 年齢:8歳以上
- 時間:25分
- 制作:フリードマン・フリーゼ
- こんな方におすすめ:動物好き、ビュッフェ好き、彼女をゲーマーに育てたい方

うさぎ師匠~。聞いてくださいよ~~。
彼女が重ゲーを遊んでくれないんですよー。
まあ、そういうこともあるじゃろう。
だからといって、無理に遊ばせるのは良くないぞ。
ゲームを嫌いになってもイヤじゃろ。


それは、そうですけど。。。
でも、どうしても遊びたいんです
仕方ないな。
今回は、ゲーマー養成ギブスこと「フルーツジュース」を紹介しよう。

目次
物語とフレーバー
むかしむかし、あるところに、とても大きな森がありました。その森の中には美味しくて色が鮮やかな果物がたくさん実っていました。これらの果物を絞って混ぜると、極上の味のジュースが出来上がります。 あなたはノドが乾いているうえ、貪欲です。その渇きを至高のジュースによって、タップリ満たしましょう。
「フルーツジュース 完全日本語版」ルールより
コンポーネント
ファミリーやカップルで遊べる毒のない、かわいいコンポーネント
「フルーツジュース」に含まれているコンポーネントは、とにかくかわいい。
- 動物の書かれた「地域カード」
- フルーツジュースの素材となる「果物カード」
- 木製の動物をかたどった「動物コマ」など
コンポーネントはとにかくかわいい
古き良きドイツゲームのにおいを感じる毒のないデザインは、ファミリーやカップルで遊ぶのにうってつけだ!
広げたところを見て、「わ~。なにこれ!」と飛びつかない女子はいない。(たぶん)
プレイ感
繰り返し遊ぶことで、どんどんルールが成長していく!
このゲームの特徴はなんといっても、「常に内容が変化し続ける」こと。
当初は、場に動物のカードが6種類並んでいます。
カードには、それぞれアクションが書かれていて、各プレイヤーはそこに自分のコマを配置することで、その効果を得られます。
たとえば、
「果物カードを2枚引く」
「バナナ1枚と果物カード2枚を交換する」
「単独の果物カードを取る」
などです。
各カードには、固有のアクションが書かれている
つまりゲーム中にできることは、6つ! かと思いきや……、
違います。
フルーツジュースを作ると、場の動物のカードが減って、出来るアクションが減る??
ゲームの目的は、フルーツジュースを作ることです。
森の動物たちの力を借りて、フルーツを獲得できたら
フルーツジュースを作りましょう。
動物のカードには、フルーツの種類が書かれています。
そのフルーツを渡すことで、フルーツジュースの出来上がり!
動物のカードを裏返すと……。
フルーツジュースになっています!!
カードを1枚もらいましょう。
あれ? ってことは、場の動物のカードが少なくなるってこと?
出来る行動が減ってしまうのでは?
いいえ、違います。山札から新しい動物のカードを、場に加えましょう。
新しいカードには、新しい効果が書かれています。
つまり、どんどん新しいルールが追加されていって、毎回新しいゲームとして
楽しめます。
すくなくとも20回は楽しめます!(実際にルールに書かれている)
動物カードの裏は「フルーツジュース」 そして、新しいルールの書かれた「動物カード」がこんなにたくさん!!
このゲームは、中級ゲーマー養成ギブスだ!
動物のカードに書かれたルールは、少しずつ複雑に、戦略的になっていきます。
例えば
「果物カードを盗む」
「果物を隠す」
「他のプレイヤーと手札を交換する」
ゲームを繰り返していくと、だんだんと、ゲーマーズゲーム化していきます。
こうなってくると、かわいらしいコンポーネントも実は、初級者を誘う狡猾な罠のように思えてきます。
さあ。あなたも、このゲームで、
「イージーなゲームだよ~~」と彼女を誘って、
知らず知らずのうちに、中量級ゲーマーに育ててみませんか?