- 人数:1~5人
- 年齢:14歳以上
- 時間:115分
- 制作: ジェミー・ステグマイアー
- こんな方におすすめ:ロボット好き・SF好き・効率化好き
わー、師匠! 今回は、ロボットのフィギュアがたくさん出てきますね。これは、「スーパーロボット大戦」みたいなゲームでしょうか? 戦いまくりですか??
そう思うじゃろ。
ところがこのゲームは、戦うと得点が下がるという作りになっていてな。だから、そんなに戦争は起きんのじゃ。
そうなんですね!
そしたらロボットは何の意味があるんでしょうか?
戦わないなら、必要ない気が……。
いい質問じゃな。
でも、メック(このゲームの人型兵器=ロボットの名称)は持っていないと持っていないで、大変なんじゃ。
まあ、解説を見てみようか。
目次
物語とフレーバー
舞台は第一次世界大戦。オーバーテクノロジーであるメックと呼ばれる人型兵器を生み出したファクトリーは、各国にメックを提供したのち、突如その門戸を閉じてしまう。各国は、その覇権を拡大するために、ファクトリーのテクノロジーを狙うが。。。
コンポーネント
ハイグレードコンポーネントが格好いい! フィギュアも注目!
メックのフィギュアがカッコいいし、ボードも西洋絵画みたいで雰囲気ある〜。
コンポーネントの類は、ハイグレードタイプが別売りで売っていて、交換して遊ぶと豪華!
もちろん、買わなくてもプレイ出来るけど、こんなん欲しくなるじゃないですか。
僕は別売りのコインセット、購入しちゃいました!
▲別売りのコイン。
こんなの絶対欲しいでしょ。
プレイ感
ゲームは重量級。でも、「難しくない!」「戦争しない!」
一方、こんなゴッツイコンポーネントがついてると、戦争モノでしょう、とっても難しそうだし、殺伐としたのはイヤだよーと、思うかもしれません。
でも、このゲーム、行動の選択肢はたったの4つしかありません。
- 移動する
- 戦力を上げる
- 資源を生産する
- 資源を購入する
手番で行うのはこれだけ。なんだか出来る気になってきませんか?
また、思いのほか戦争は発生しません。ある条件下で戦争を行うと、民衆の信用が下がります。信用が下がると、最終的に勝敗を決める点数が、ものすごい勢いで下がることになります。
戦争は、投入する戦力を比較し、強い方が勝ちなのですが、投入した戦力分、戦力が下がります。これは漁夫の利が発生することを意味しています。つまり、プレイヤーAとプレイヤーBが戦争をした結果、お互いの戦力が下がります。そこに、虎視眈々と狙っていたプレイヤーCが、低い戦力で、プレイヤーAとBを叩くことが可能になります。
つまり、戦争を先に始めると損!でも、誰かが仕掛けてくるのは怖い。
冒頭のかえる君と、うさぎ師匠のやりとりがありましたが、ということで、戦力は上げないと怖いので、上げざるを得ない。まあ、そういうことです。
「大鎌戦役」は重ゲー? いいえ、効率化ゲー!
でも、白状してしまうと、もう少しやることがあります。先程の4つのアクションに1つずつ、「条件を満たせば出来ること」が付随しています。
つまり、4つの行動のどれかを行うと、オマケアクションを行える可能性がある。このオマケアクションは資源を使って行うのですが、常に出来るように効率化していくというのが、このゲームのキモです。
これは、家事の時短や、業務改善を成し遂げたときの達成感に似た気持ち良さがあります。そういうのが、好きなひとには、オススメのゲームと言えますね。