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ゲームマーケットカタログから話題のボードゲームを振り返る(前編)

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今年で20周年となるゲームマーケット。
今回は、東京で行われたゲームマーケットカタログの表紙を振り返ります。
同時に、その年のゲームマーケットで話題になったゲームも取り上げますので、ぜひご覧ください。

今回はゲームマーケットカタログの表紙から、その歴史を振り返る企画じゃ。
前編は2012年から2015年を振り返るぞい。

表紙からってのは、斬新ですね。
師匠! ところで、ゲームマーケットは2000年からなのに、なぜこの記事は、2012年始めるのでしょうか?

実は、当ブログの運営サークル「熊熊飯店」が参加した初めてのゲムマが、2012年。
自分の目で見たもの以外は書きたくないと言っておってな。
困ったもんじゃの~。

目次

2012年 最後の浅草ゲムマ

来場者数:春(3,700)/秋(4,200)
一般出展:春(157)/秋(174)

▲今見ると時代を感じる
デザインのカタログ

ラブレター (Love Letter) カードゲーム

いまや世界的大ヒットのカナイセイジ制作の「ラブレター」は、この年のゲームマーケットが初出じゃ。
500円で小部数販売。最初は、本当の封筒に入れて頒布されたというから驚きじゃ。

この「ラブレター」を筆頭に、コンポーネントは少なくても骨太なのが日本のゲームの特徴で、海外からは「ミニマルゲーム」と驚かれていたそうですね。

赤ずきんは眠らない (Eat Me If You Can.) カードゲーム

サークル薫風さんの作品。
同人版は、まるで洋書のような形の凝ったパッケージに入っていて、当時話題になっていました。

2013年 初のビッグサイト ゲムマ

来場者数:春(5,000)/秋(5,000)
一般出展:春(187)/秋(216)

▲カタログの表紙には
東京ビッグサイトが描かれている

ダンジョンオブマンダムⅧ

「ダンジョンオブマンダム」。
最近では、オインクゲームズ版が有名じゃが、 初版はサークルI was games(上杉 真人)さんによる発表。
ゲームマーケット開催直前になって、情報が公開されたのにも関わらず、あっという間に完売したのをよく覚えておる。

カードゲーム 犯人は踊る (第三版)

サークル鍋野企画さんの作品。
鍋野ぺすさんと、鍋野たまさんご夫婦で、やられているサークルです。
イラストが可愛らしいのですが、ゲーム性は超本格派。
32枚という少ないカードで犯人を推理するミニマルゲームとなっています。

2014年 枯山水フィーバー来た!

来場者数:春(6,500)/秋(7,200)
一般出展:春(283)/秋(301)

▲この年初めて、あの3キャラが
お目見え。ん?なんかやぼったい?

シンデレラが多すぎる

サークル大気圏内ゲームズさんの作品。
シンデレラ候補がたくさんいて、その中から本物のシンデレラを推理するゲーム。
一見、滑稽な状況じゃが、推理ゲームとして骨太で楽しいゲームじゃ。

枯山水 新装版

師匠! これ、僕よく覚えてます。

うむ。「枯山水」じゃな。ボードの庭園上に岩を乗せて、枯山水を作っていくゲームじゃったな。
コンポーネントに石膏で作られた本物そっくりな岩が入っていて、目を引いたのう。TVで取り上げられて、国産ボードゲームが一気に広がるきっかけのひとつになったんじゃ。

欲しかったんだけど、人気すぎて、どこにもなかったんですよねー。
ゲームマーケットで話題になるゲームって、15~20分以内のゲームが多かったけど、これは60~90分。いよいよ本格派国産ゲームが出てきた! って思いましたよ。

2015年 大喜利ゲームが大流行

来場者数:春(8,500)/秋(9,500)
一般出展:春(320)/秋(357)

▲なんか急にキャラがイキイキと、し始めた。

ピクテル

ボドゲイムさん制作。
簡略化された記号のようなイラスト(ピクトグラム)が描かれた透明のカードを使って、お題を伝えるゲームじゃ。意思疎通がしにくいところが楽しい、パーティゲームに仕上がっておる。

ナショナルエコノミー

 

 

 

うわあ。前半の最後に、本格ワーカープレイスメントゲーム来た! スパ帝国さん制作。
ゲーム内のお金の送料が一定という、リアル経済と同じ状況において設計された本格システムが熱いゲームです。

※来場者数および一般出展者数は、ゲームマーケット公式サイト開催データより
※2日開催は、延べ人数・延べ出展者数となっています。

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