ゲームマーケットが1年ぶりに開催

国内最大となるアナログゲームイベント「ゲームマーケット2020秋」が、2020年11月14日(土)、11月15日(日)に青海展示場にて、開催されました。
通常、ゲームマーケットは東京で、春・秋と2回、大阪で1回開催されます。
大阪と春の開催がコロナの影響で中止となり、1年ぶりの開催となった今回、はたしてどのような雰囲気だったのでしょうか。
当サークル「熊熊飯店」もゲームマーケット2020秋に出展してきましたので、出展者側の視点からのレポートをまとめたいと思います。
密を避けて、会場はスペースをかなり広くとられていた
まず、気になるのは、平常時との違い。
密を避けて、会場はスペースをかなり広くとられていました。
A館は企業ブース、B館はサークルブースの振り分けは、以前どおりですが、それぞれがブースとブースの間が広くとられ、通路も大きく取られていました。
個人サークルで特筆すべき点なのですが、利用できるブースのサイズ。
【通常時】横幅:90cm
【今回 】横幅:180cm
通常時は、180cmの長机を2サークルで使用する(つまり1サークルの横幅が90cmで、サークル同士が隣り合ってかなり近い)となっていました。
今回は、机1つを1サークルが使用し、しかもその机と机の間に間隔を設けて、サークル同士の密集を避ける措置が取られていました。
A館は企業ブース B館はサークルブース かなりスペースは広くとられていた
開始の拍手は何度しても良いものである
また、コロナへの配慮のため、入場にも工夫がされていた。
午前と午後で完全入れ替え制をとっており、また入場も以下のように、段階的に行われていた。来場者の人数制限をとっていたのである。
その副次効果として、ひとつ面白いできごとがあった。通常、イベントの開始と終了時にはアナウンスがあり、拍手をする。
今回も、開始時には1年ぶりの開催ということで、万雷の拍手が巻き起こった。
そうだよな。1年ぶりだものな、と感慨にふけりつつ、ブースで接客に当たっていたのだが、その1時間後、おもむろにアナウンスが発生し、戸惑いの雰囲気と共に、再び拍手が巻き起った。
「ん? アナウンス間違い??」と、よくアナウンスを聞いていなかった私は思ったのだが、その30分後にもアナウンスが発生したので、今度はよく聞いていると、どうやら時間帯ごとに初めて入場してくる入場者に対する拍手であることが分かった。
「来場者を拍手でお迎えください」とアナウンスが伝える。なるほど、それならば、ということで私も拍手に加わった。

お昼休憩、1時間あります
さきほどの記事で、入場が【午前の部】と【午後の部】があることを書いた。
ところで、この間に1時間の「換気タイム」が設けられた。
完全に入場者を入れ替えるため、という理由もあっただろう。間隔が空いていないと、【午前の部】の参加者が、【午後の部】に居残っていても運営者側は見分けがつかない。
では、出展者はどうしていたか。休憩時間である。
出展者は、会場内で残っていても良いので、そこで食事をとっても良い。近所のサークルがお弁当を広げ、仲良さげに歓談していたのが微笑ましかった。
キッチンカーは、当然ない。食料調達に気をつけろ!
食事の話題で続けるが、コロナ禍で、不特定多数に食事の場を提供するのは、かなり気を使う。
と、いうことで通常時に来ていたキッチンカーは、当然ながら、今回はない。そうなってくると、どこで食料を調達するかが問題だ。
「まあ、いつもそこらで買ってるから大丈夫だろう。駅の中に確かコンビニもあるし」とタカをくくっていたのが間違いだった。
まず、頼みの綱の駅の中のコンビニ(NEW DAYS)は、コロナ禍のせいか、1日中、閉まっていた。
まあ、そういうこともあるかと思い、近所にビーナスフォートとダイバーシティ東京という2大レジャー施設があるじゃないかと、気軽に足を運んだ。(徒歩5分ほど)
もちろん、レストランもありテイクアウトにも対応している。しかし、館内が入り組んでいる! しかも、混んでいる!! そして、内容の割りに、かなり高い!!!
ぐるぐる40分以上、館内を回って、たどり着いた結論は、「ビーナスフォート内のファミマで、お弁当を買う」だった。
次からは、朝、近所のコンビニでお弁当を買っていこうと反省した。

後編(出展結果&戦利品報告)につづく
▶後編は、熊熊飯店の出展結果が、通常時と比較してどうだったのか、また購入した戦利品などについて報告していく予定です。