【軽量級:30分まで】

極シンプル!カードは1~100だけ。でもこの面白さ!「ザ・ゲーム」

更新日:

  • 人数:1~5人
  • 年齢:8歳以上
  • 時間:15~30分
  • 制作: ステファン・ベンドルフ
  • こんな方におすすめ:シンプルなルールで盛り上がれる驚きを感じたい方、協力ゲームで楽しみたい方、ハラハラドキドキしたい方
かえる君
かえる君

師匠! 聞いて下さい。ボクもゲームを作りたいと思ってるんです。

ほう。どんなゲームじゃな。

うさぎ師匠
うさぎ師匠
かえる君
かえる君

よくぞ聞いてくれました!
コンポーネントをたくさん入れたいんです。
100種類の効果のカードに、100個のダイス、あ、もちろんコマもこだわって100種類、あ、あとボードもなんと!100種類使います。

喝ーーーーっつ!
コンポーネントが、たくさんあれば良いというものでも、ないぞ。今回1から100までの数字のカードだけで、どれだけ面白いゲームが作れるか、紹介するから、しっかりと勉強するんじゃぞ。

うさぎ師匠
うさぎ師匠

目次

物語とフレーバー

封印されている悪魔のあまたの僚属たちがうごめきたした。このままでは悪魔が復活する! それを阻止するため、あなたがた悪魔バスターの面々は、みな協力してそうした僚属たちを倒していかねばならない。バストを尽くし、1匹でも多くの僚属たちを倒すのだ!

「ザ・ゲーム 完全日本語版」ルールより

コンポーネント

シンプルすぎない? これでゲームが成立するの!??

箱を空けると、1~100までのいずれかの数字が書かれているカードが入っています。
コンポーネントはこれだけです!

え、これでゲームが成立するの!?? しかも、随分評価が高いって聞いているけど。本当?

本当です。びっくりするくらいシンプルな構成なんですが、凄く楽しいゲームが行われます。

ところで、冒頭に書いたフレーバーのせいで、カードには「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」みたいな妙な刻印とか、髑髏っぽい幻影が書かれていて、おどろおどろしいデザインになっています。シンプルなのにコワイ。。。

こういうテイストが苦手な方は、326さんがイラストを手掛けたローカライズ作品「オバケやしきのすうじのアクマ」が、マイルドなデザインになっていますのでこちらを選択するのもありです。

▲こちらが326氏デザインの「オバケやしきのすうじのアクマ」
 これなら、こわくない!

プレイ感

協力ゲームなのは分かった。でも、やっぱりシンプルすぎない? これでゲームが成立するの!???

実はルールを読んでみても、コンポーネントを見たときと全く同じ感想しか抱けません。

ルールがほんと簡単なんです。

【ルール】
・2~99のカードを置ける場所が4か所あります。
 ①2か所が「1」から始まって昇順にカードを置いていく場所
 ②2か所が「100」から始まって降順にカードを置いていく場所
・プレイヤーたちは、よくシャッフルした2~99のカードを規定の枚数受け取り、手札から2枚以上、その置き場所のどこかに置かなければいけません。
・全プレイヤーで協力して、山札からカードをすべて、場に置くことができれば、ゲームクリア!!

ルールは以上。

え、これ、要するに数字を「小さい順」か「大きい順」に並べていくだけのゲームじゃないの? ほんとうにおもしろいの!??

そうなんです。ハラハラドキドキして、面白いんです。

でも、遊んでみると初めて分かります。クリアするのが難しいことに。
ルール上、昇順か降順に置く場合に、原則は前の数字に戻っておくことはできません。
つまり、誰かがある置き場所に、「1」の次に「10」を置くと、もう「2~9」の数字は、この置き場所には置けなくなります。
「2~9」の数字を持っているプレイヤーは、他の3か所のうち、どこかに置かなければなりません。

置きたくなくても、パスはできません! 必ず自分の順番では2枚以上、置かなければならないのです。

ここがミソです。なるべく近い数字を置きたいわけですが、手札に、どうしても数を進ませるカードしかない場合は、それを配置しなければなりません。
例えば、「1」の次に「40」が一番近いカードの場合、どうしてもこれを出すしかありません。
つまり、「2~39」のカードを他の3か所のどこかでやりくりする必要が出てきます。

あとは、ちょうど場のカードと比べて、10戻る数字のカードを持っている場合、
(例えば、昇順の置き場で、場の数字が「19」。手札に「9」を持っている場合)これを配置できます。

つまり、それまでは
「2~18」が死んでいたのに、場のカードは「9」に戻るので「10~18」のカードが出せるようになります。

このカードを出せたひとは、一躍ヒーローです!!

自分の順番で、数字を進めてしまわないか、いや、もしかすると数字を戻せるんじゃないか。ハラハラドキドキがたまらないゲームです。

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