- 人数:2~5人
- 年齢:8歳以上
- 時間:10分前後
- 制作:Steffen Benndorf
- こんな方におすすめ:短時間で繰り返すゲームが好き、協力ゲームが好き、「ザ・ゲーム」好き

あれ。なんか「ザ・ゲーム」のパッケージ、ちょっとポップな感じになってますね。
そうじゃ。これは、日本語版が発売する予定のシリーズ最新作「クイック&イージー」のものじゃ。


なんか、「ザ・ゲーム」って気づけば、結構出てませんか?
そうなんじゃ! そこで今回は、既に発売されているものを比較してみたい。

「ザ・ゲーム:クイック&イージー」のポイント
・『ザ・マインド』の作者、シュテファン・ベンドルフの最新協力ゲーム。
・2015年ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた『ザ・ゲーム』を、より遊びやすく進化させた。
・新たな「色」の要素の導入により、カジュアルに遊べるようになった。
・一般ユーザーがより親近感を持ちやすい、ポップな箱イラスト。
アークライト「ザ・ゲーム:クイック&イージー」ページ説明文より
「ザ・ゲーム:クイック&イージー」のコンポーネント
ルールがカジュアルに、イラストはポップに
コンポーネントといっても、カードが52枚だけ。うお! メチャクチャシンプル。(カードゲームですから)
また、アークライトのページには、「一般ユーザーがより親近感を持ちやすい、ポップな箱イラスト」とあります。
確かにオリジナル版のシステムが、結構簡単でワイワイ楽しめる割りに、怖そうな感じで手に取りにくそうでしたからね。
でも今回の箱絵、これが親近感を持ちやすいかというと、どうなんでしょう。。。

オリジナル版 箱絵
クイック&イージー 箱絵
(オリジナル版よりは万人が手に取りやすそうではある)
「ザ・ゲーム」シリーズを比較してみよう
ザ・ゲーム第2版 完全日本語版
(記念すべき1作目。ルールは黙って数字を並べるだけ)
- 販売年:2015年(※第2版は、2016年)
- 特徴 :記念すべき第1作目、つまりオリジナルです。受賞は逃しましたが、その年(2015年)のドイツ年間ゲーム大賞最終候補作品です。ちなみに、現行で流通している【第2版】と【第1版】の違いは、「On Fire (オン・ファイア)」という拡張のカード6枚が追加されていることです。
【過去記事】
ザ・ゲーム:エクストリーム 完全日本語版
(難易度が上がるも、基本モードも遊べる)

- 販売年:2016年
- 特徴 :オリジナル版の難易度アップ! 7種類の命令カードという新要素が追加されています。なんかカードに見慣れないアイコンがついているでしょう? 販売元のアークライトのページにもありますが、このアイコンを無視すれば、オリジナル版と同じルールでも遊べるので、こちらを購入するとお得じゃないか! 最初は命令アイコン無視の基本モード・慣れてきたら難易度アップモードで。
ザ・ゲーム:フェイス・トゥ・フェイス 完全日本語版
(協力ゲームから、2人専用対戦ゲームへ!!)
- 販売年:2017年
- 特徴 :オリジナル版の特徴だった協力して全員で手札をなくすというルールから、2人対戦に。具体的には、昇順or降順に自分の場に数字のカードを出していき、山札をなくした方が勝利! ほぼ基本と同じ。ただ、相手を助けることで自分が有利になる局面があって、助けるかどうかがジレンマとしてうまい具合に効いてきます。
クワンチャイ・モリヤ版 ザ・ゲーム 完全日本語版
(オリジナル版のイラスト違い。これで怖くない!)

- 販売年:2018年
- 特徴 :こちらは見て頂ければお分かりのとおり、カードイラストが全く変わりました。もともとのカードイラストがおどろおどろしくて、敷居が少し高かったですからね。これで、ご家族でも楽しめます!
THE GAME オバケやしきのすうじのアクマ
(イラストは326さん! 日本ローカライズ版)

- 販売年:2019年
- 特徴 :日本ローカライズ版。イラストレーターの326氏がカードイラストを担当。オリジナルのルールに加えて「リバース」「スキップ」など特殊カードが加わっているのが特徴で、それによりパーティゲーム寄りに仕上がっている。また、エンディングカードが3枚用意されていて、ゲームの結果がさらに分かりやすくなっている。
「ザ・ゲーム:クイック&イージー」のプレイ感
で、気になる「ザ・ゲーム:クイック&イージー」のプレイ感である。
まず、オリジナルとの違いを見てみよう。
・手札は2枚だけ(オリジナルはプレイ人数によるが8~6枚)
・カードは「1~10」×5色(オリジナルは「1~100」)
・昇順か降順に出すルールは同じ
・ただし色が同じであれば、好きな数字が出せる
・出せる場所は昇順・降順1か所ずつ(オリジナルは2か所ずつ)
これ、一見、カードの枚数も減っているし、色が同じであれば簡単に数字を有利に進めることができるし、「クイック&イージー」というサブタイトルのとおり、簡単そう! と思うかもしれない。

しかし、1~10・出せる場は2か所だけ・手札も2枚となれば、意外にすぐゲームオーバーするのでは? と疑っています。
なんか、このゲーム
悔しい、もう1回!
って言いながら、オリジナルよりも、長時間遊んじゃいそう。