
- 人数:3~5人
- 年齢:10歳以上
- 時間:45分
- こんな方におすすめ:お金がとにかく大好きな方、可愛い切手が大好きな方
物語とフレーバー
あなたはアンティーク切手の売買で、どれだけ得をすることができるでしょうか。「これからどんどん人気がでますよ」「そろそろブームも終わりでしょうね」3人から5人で遊べる、切手オークションゲーム。
パッケージの裏書きより
コンポーネント
さすがオインク! かわいい!!
切手オークションゲーム、と説明されていますが、ゲームのコンポーネントのほとんどを切手タイルが占めています。
そのすべてに、まったく異なるイラストが描かれています。

これがもう、かわいい!
それもそのはず。「スタンプス」のメーカーであるオインクゲームズは、記号的なシンプルでかわいいデザインのアナログゲームを多数出版する日本のボードゲームメーカーです。
ボードゲームショップで、棚に置いていない店舗はもぐりってほど、有名です。もしかしたら、初心者のあなたも、見たことがあるんじゃないでしょうか。

さて、この切手ですが、手触りがまた良いんですよね。表面がマットに加工されていて、分厚さもそこそこあって、一瞬、プラスチック? って思うくらいしっかりしています。
きっとこだわって作ったんだろうなあと思います。
あとは、お金トークン。
これも切手と同じサイズ。っていうか、このゲーム。すべて、同じサイズで統一されています。
すごい!!


プレイ感
切手の購入:オークションで最も高い値段をつけたプレイヤーが、切手を購入できます。
さて、気になるゲーム内容ですが、このゲームは切手を安く買って、高く売るそういうゲームです。
パッケージの裏には、
「500円で買う → 12000円で売る」
と書かれていて、まさにそれがすべてを表しています。
プレイヤーひとりが、手札の中から好きな切手を出品します。
この切手を買うには、オークションを行います。
オークション方法はいくつかあります。
・自由オークション:まさに市場で行われるような競り。全員が自由に何回でも価格を宣言し、誰も宣言しなくなったら、終了。最も高い値段をつけたひとが切手を購入できます。
・ 1周オークション:入札したい場合は、前のプレイヤーよりも高い値段をつけないといけません。1周したら、最後に入札したひとが切手を購入できます。
・にぎりオークション:全員がお金を手に握りこみ、一斉に見せ合います。このとき、最も高いお金を握っていたひとが切手を購入できます。
そのほか、「きめうちオークション」「ダブルオークション」があります。
切手の売却:人気の切手は、高く売却できます。
さて、このように出品とオークションが何回か行われ、ある一定の条件が揃うと、「シーズン」が終わります。
「シーズン」が終わったら、切手の値段が決まります。
切手の絵柄には、5つのカテゴリー(建物・車・植物・動物・ひと)があるのですが、その「シーズン」で人気のカテゴリーが決定されます。その「シーズン」で出品数の多い順に人気が決まります。
人気の高い切手は高く売却することができます。
快感の瞬間です!
人気の高い切手を見極められ、お金がたくさん手に入ったとき、ひとは喜びでいっぱいになります。そう! 人間はお金が大好きです。

場合によっては、切手が紙クズになることも。
「切手は紙クズになりました」の文章の哀しさ。。。
さて、切手の売却後は次の「シーズン」が開始されます。
この「シーズン」を規定の回数繰り返し、最もお金を持っているひとの勝利となります。
すごい!名作感。当たり前ですね。これは定番競りゲーム「モダンアート」の日本版ですもん。
「モダンアート」という名作ゲームがあります。
これは文字通り、現代アートをオークションするゲームです。
ライナー・クニツィアというデザイナーが制作、1992年に発売され、その後、いろいろな国でローカライズされるほどの人気ぶりです。
そう! この「スタンプス」は「モダンアート」の日本ローカライズ版なのです! 面白さは折り紙付きなのです。