- 人数:2~6人
- 年齢:8歳以上
- 時間:20分
- 制作:ジャック・ゼメ
- こんな方におすすめ:ボードゲームの基礎から遊びたい方、ゴキブリ嫌いの方、嘘を見抜くのが得意なカンの良い方
「ゴキブリポーカー」かあ。
このゲーム、ボク嫌いなんですよね。
何故じゃ。
嫌われ動物を押し付け合う名作ゲームじゃぞ。
だって、嫌われ動物にカエルが入ってるじゃないですか! カエルは嫌われていませんよ。
日本では、薬局の前にいたり可愛がられてるじゃないですか!!
ま。まあのう。。。
目次
物語とフレーバー
プレイヤーたちは、いやな動物たちが描かれたカードを、ほかの人に押し付けようとします。カードを伏せたまま渡し、何が描かれているかを宣言します。渡されたプレイヤーは本当のことを言っているか、嘘をついているかを見定めるのです。
これを間違うとカードを押し付けられます。
しかし、本当かどうかを見極められたら、カードを出したプレイヤーが取らされます。同じ種類のカードを4枚、押し付けられるか、自分の番にカードがなくなってしまうと負けです。
「ごきぶりポーカー」パッケージ裏面
コンポーネント
おしゃれな絵柄だから良いけれど……
コンポーネントは、カードが64枚。
ゴキブリ、コウモリ、ハエ、ネズミ、サソリ、カエル、クモ、カメムシの8種類のカードが8枚ずつ入っています。
と言っても、同じ動物でもそれぞれカードのイラストが異なるので、カードイラストは64種類。
フランスの新聞に掲載されている風刺画っぽいテイストの、線がところどころで太かったり細かったりするイラストがオシャレさを醸し出しています。
テーマは嫌われ動物ではありますが、イラストがシャレオツ(オシャレ)なので、「いやー、このカード、触りたくない!」ってほどではないので、ご安心ください。
プレイ感
ポーカーとは言うけれど、カードを集めちゃダメ!
このゲーム、タイトルには「ポーカー」という単語が含まれていますが、実際のポーカーのルールとは、まったく違います。
①親が手札のカードを、好きなひとに渡す
②この際、カードは裏向きにして、嫌われ動物どれかの名前を言う
(このとき、ウソを言っても良い)
③渡されたひとは、それをウソか本当か、当てる
④当たりの場合➯親の場に、そのカードが置かれる
外れの場合 ➯渡された人の場に、そのカードが置かれる
このあとは、場にカードが置かれた人が親となって、自分の手札を誰かに渡します。
これを繰り返して、場に同じ種類の嫌われ動物が4枚、置かれてしまったひとの負けとなります。
通常のポーカーは、同じカードを集めると、勝ち! ですが、これは逆ですね。
初心者が手軽に楽しめる理由=手軽な心理戦の楽しさ
このゲームの醍醐味は、嫌われ動物をキャーキャー言いながら押し付け合うところですね。
「これ、ゴキブリだよ」と、言う親の場を見てみると……、
ふむ。ゴキブリが3枚。
もし、ここで私が当ててしまったら、このゴキブリカードが親の場に戻って、負けちゃうからゴキブリを、出すことはないでしょ!
「4枚になっちゃうし、ゴキブリは、ウソですね!!」
「まあ、そう思うよね、凡人は。でも、僕は違うからねえ。どっちかなあ」
と、いうような言葉による心理戦が始まります。
そしてめくってみると……。
そういった駆け引きが、楽しめるゲームです。