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ボードゲーム用タブレット型ゲーム機「Gameboard-1」が、Kickstarterで18万ドル超を達成していた!

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Kickstarter「Gameboard-1」のページ

ネットサーフィンをしていたら、こんなガジェットを発見してしまったので、まずは、こちらを見ていただきたい。

■Kickstarterより

・公式サイト
 https://www.kickstarter.com/projects/gameboard1/gameboard-1

・プロジェクト:「Gameboard-1」

・クリエイター:「The Last Gameboard」

・期間    : -  (29日)

・ファンディング結果:$185,470(ファンディングゴール $100,000)

■紹介動画

そう! これは、ボードゲーム用のタブレットだ!!

「Gameboard-1」の一般流通は? どんなボードゲームが遊べるの?

クラウドファンディングは、既に2019年11月で終了済。

バッカーへの商品発送は、2020年10月~11月に届くようなので、一般流通が開始されるとしても、さらに先になるだろう。

動画では、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」をアナログで遊んでいた子供たちが、大人になって、このタブレットで遊んでいる様子が見られる。

資金を集めている「The Last Gameboard社」は、アメリカ(コロラド州)の会社ということもあり、アメリカのウォーゲームが主体のように見える。いわゆるドイツボードゲームが初期の対象作品としてラインナップされているかまでは、分からない。

ただ、ガジェットとして、汎用性はありそうなので、普及すればドイツボードゲームが対応することも考えられるだろう。

「Gameboard-1」は、ボードゲームにどのような影響を与えることが考えられる?

はたして、このガジェットがどこまで一般に広がるかということが、根本としては、ある。

ただ、まあその分析は置いておいて、もし今のアナログゲームのほとんどが、従来の紙製のボードと、このデバイスの両方で遊べることになったとしたら、どんな影響があるのか、ということで考えてみよう。

そんなことあり得ない! ってのは、言いっこなしで。

1.得点計算が簡単になる

誰もが、最初に思いつく利点だと思う。

現在、普及しているタブレット(例えば、「i-Pad」とか)でも、ドイツボードゲームが遊べるアプリがいくつか存在している。

これで遊ぶと、コンピューターが得点計算をしてくれるので、ゲームの結果は、とても分かりやすくなる。

2.プレイの見通しがよくなる

筆者もそうだったが、初心者が重いボードゲームを遊ぼうとすると、最初はやはり戸惑うことも多い。

そのひとつに、ゲーム全体の見通しにくさ、というものがある。

たとえば、拡大再生産のゲームで、得点を資源に変えて、より大きな得点を得るエンジンを作っていくようなシステムがあるとする。果たしてこの行動が、どのくらい利に働いたのか、この特殊カードの効果はどの程度なのか、瞬時に判断しにくい局面がある。

「ボードゲームの面白さは、二回目からだよ!」と、言いたくなるかもしれないけど、最近のボードゲーム市場の新作ゲームの発表数を見ると、そうも言ってられないような気がする。

ましてや、初心者にそれを求めるのは危険だと思う。
1回遊んで「よく分からなかった」という感想を持ったら、次回遊んでくれる確率は格段に落ちる。

その点、コンピューターであれば、結果を瞬時に計算して画面に表示してくれる。教えすぎてしまうと、まるでコンピューターの指示通りにゲームをさせられているかのようで、どこまでをサポートするか、良し悪しはあるけれど、うまくやればプレイの見通しはよくなる可能性は、ある。

3.拡張版やレガシーシステムが出しやすくなる

デジタルの良いところは、比較的安価で用意ができて、大量消費されてもそれほど原価が変わらない。と、いうことは、需要と供給が読みづらい拡張版を、メーカーは発表しやすくなる。

また、画面上の表示を変更できるのもデジタルの利点だ。

と、いうことは、ボード上にシールを貼る不可逆なレガシーシステムも、デジタル上では、後戻りできるシステムになる。しかもデジタルは、記録に長けたメディアだ。そう考えると、レガシーシステムに適している。

4.遠距離のひと同士で盤面を共有できる

コロナ禍で、対面で遊べなくなったときに、この利点は強い。

当然、オンラインで遊べるデジタルなボードゲームはいくつも存在する。ただ、いわゆるボードゲームを遊んでいるのとは、やっぱり違う。
カードやコマなどの手で触りがちなものが、画面の内側に入ってしまっているからだろう。

このデバイスが、どの程度それをカバーしているか分からないが、紹介画像を見ている限りでは、デバイスの上に、現実のコマを配置したりしている。

これは、よりアナログゲームを遊んでいる感覚に近そうだ。

あとは、画面上で他のプレイヤーの表情や声が共有できれば最高だが、果たしてそこまで対応しているかは不明だ。

ともかく、これで、いつでも自宅でゲーム会が開けるぞ!

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