
※本記事は、過去に別ブログにて作成したものを再構成したものになります。
記念すべき1作目の発売は、1987年。
何かと比較される「ドラゴンクエスト」は2作目の悪霊の神々が、1987年発売です。

ファンタジーなのにタイムスリップもの!?
筆者の体験話になってしまいますが、リアルタイムではプレイしていなくて、「FF3」が、ファイナルファンタジーシリーズの初プレイ作品でした。
その後、「FF2」➯「FF1」と時代をさかのぼる遊び方をしています。
時代をさかのぼる!? なんだか、偶然にも今作のテーマのようですね。
「FF1」は、時間がテーマになっています。ストーリーの終盤、厄災の根源が過去にあることが分かり、伝説の4戦士たちは世界を救うため、時をさかのぼります。
ファンタジーの世界観なのに、タイムスリップもの!?
いまでこそ「FF」といえば、少しSF色の混じるファンタジーという世界観を取り入れてくるイメージがあると思います。
でも当時は、タイムスリップといえば現代や未来の世界が舞台という頭しかなかったので、衝撃を受けました。
(「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「ターミネーター」が、流行っている頃だったんですよ!)
過去の世界で待ち受けていたのは、4人が知っている、あのガーランドだった!!
ゲーム序盤で伝説の4戦士たちは、王女を誘拐した王国のナイト、ガーランドと対峙しそれを倒します。「FF」の物凄く斬新なところは、これが冒頭なんですね。え! 王女救ったらクリアじゃないの??って。思いますよね。なかなか尖っている。
その後、いくたの冒険のすえ、2000年前に、世界に異変を巻き起こす原因があると判り、ゲーム終盤、4戦士は過去に飛びます。
そこで待ち受けていたのが、冒頭で倒したガーランドです。
ただ、本当のことをいうと、このガーランド君・・・、初期のRPGにありがちなことなんですけど、存在を印象づける強烈なイベントとか、ド派手なキャラクター性とかがないから、影が薄いんですよねー。
えっと、あなた誰でしたっけ? と、思う始末。ゲーム冒頭でしか出てこないから、なおさらね
ちなみに、ある攻略本では、ラスボスの姿が描かれているのですが、名前は「???」になっていました。
当時の攻略本でラスボスの姿が明かされることは、なかなかなかったので、「新しい!」と思いましたよね。
名前を伏せているのは、物語上、衝撃的展開のネタバレを伏せていたんでしょう。なかなかに、分かってらっしゃる!
プレイキャラクタと敵とが、分かれている!?
「FF3」➯「FF2」➯「FF1」とさかのぼってプレイしたと書きましたが、そうなると戦闘の表現に違和感がありました。
「FF3」「FF2」は、サイドビューで画面いっぱいにプレイキャラクタと敵とが対峙しているように描かれています。
ところが「FF1」は、プレイキャラクタと敵とが、枠線で囲われていて、それぞれ分かれています。
昔のゲームって、ウィンドウが常にたくさん画面上に表示されていて、そうするとなんだか「これはゲームですよ!」感を強く感じて、興ざめしちゃいます。
戦闘のインターフェースを「FF2」で、あの仕様に変更した制作者に拍手を送りたいです。
(ちなみに、「FF6」まで同一のインターフェースになります)

