- 人数:2~4人
- 年齢:8歳以上
- 時間:30~45分
- 制作:ミハイル・キースリング
- こんな方におすすめ:コンポーネントスキーな方、アブストラクト好きな方、タイル配置がお好きな方
(「アズール:サマーパビリオン」英語版)
昨日に引き続き、今回もサークル橙華堂のおふたりに連れて行って頂いた池袋のボードゲームカフェ「池袋上さま」で、作者が遊んだゲームからの紹介じゃ。
あれ。「アズール」なのにタイルがひし形ですね!
その通り。このゲームは、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した「アズール」のシリーズ第3弾じゃ。
基本的には第1弾、第2弾と同じくタイル配置ゲームとなっておる。
【ご紹介】
★ボードゲームカフェ「池袋上さま」様ホームページ
★「橙華堂」様ホームページ
目次
「アズール:サマーパビリオン」の物語とフレーバー
16世紀の変わり目、ポルトガル国王マヌエルⅠ世は国内の最高の職人たちに壮大な建物を建設するよう命じた。
エヴォラ宮殿とシントラ宮殿を完成させた後、王は王室の有力者たちを称えるため、サマーパビリオンを建設しようとしていた。この建設に携わるのは、王室にふさわしい素晴らしい技術を持つ最も才能のある職人たちが対象である。
悲しいことに、マヌエルⅠ世は建設が始まる前にこの世を去った……。
「アズール:サマーパビリオン」ホビージャパン 紹介サイトより
「アズール:サマーパビリオン」のコンポーネント
特徴的なひし形のタイルと、時計台
「アズール」をご存知の方は、あのスベスベの触り心地のタイルを、思い出すことでしょう。
1作目は正方形のタイルで壁面を、2作目でクリアな正方形タイルでステンドグラスを作った我々が、今回は……、
ひし形タイルで、床を作るのだ!
そして、コンポーネントには、時計台もついてくる。
(ゲームとしては、コストとして支払ったタイルを入れておく場所)
「アズール:サマーパビリオン」のプレイ感
タイルは配置のためのコマであり、コストを支払うための資源でもある
「アズール:サマーパビリオン」は、指定の色のタイルを、個人ボードに配置していくことで、得点を獲得していくゲームです。
画像の通り、星形に並べていくわけですが、それぞれのマスには数字が書かれていて、同色のタイルを指定の数、支払うことで、初めて1枚だけタイルを配置することができます。
そう! タイルは配置するためのコマであり、コマを配置するための資源でもあるのです。
(ここら辺は、シリーズを通して、同じような感じではありますが)
どのタイルを獲得するかが悩ましい、どこに配置するかがさらに悩ましい、とにかく唸るゲームです
これも、シリーズを遊ばれた方ならば、ご存知かと思います。
タイルは共通の場から、各プレイヤーがルールに乗っ取って、獲得していくことになるわけですが、このルールが悩ましい!
一度に獲得できるのは、一色だけ。でも、同じ色ならば複数枚獲得できます。
かと言って、その色がその局面で欲しいかというと……、というね。
けれども、それを見送って、みすみす他のプレイヤーにたくさん獲得させてしまい、得をさせるのも悔しいし。
うう。。。悩ましい!!
配置も、もちろん悩ましくて、最初に数字の小さなマスを埋めてしまうと、後半が苦しくなります。タイルを余らせてしまうと、マイナス得点になってしまうので、とにかくタイルを獲得すれば良いかというと、そういうわけでもない。
タイルが隣接してたり、モニュメントを囲むとボーナス得点だったり、
あばばばば、
悩ましい!!
(「アズール:サマーパビリオン」英語版)