9月発売の新作ボードゲームのオススメ作品紹介です。
さて今週ご紹介するのは、あの悩ましいパズルゲームの3D版や、人気重ゲ―タイトルの拡張版、そして、オリジナルなカードゲームや競りゲームと、ヴァリエーションとっても豊か!
でもやっぱり「ルート」欲しい!!
今月の発売予定リストもご準備しているので、そちらもご覧くださいませ。
目次
ジーピー ウボンゴ 3D 完全日本語版
- 人数:1~4人
- 年齢:10歳以上
- 時間:30分
- 制作:G.レヒトマン
「ウボンゴ」といえば、テトリスのようなブロックを組み合わせて、平面上に指定の形を作るスピードを競うゲームですね。その3D版が、今回登場じゃ。3D版ということで、今回は高さが概念として加わっています。
頭を悩ませるゲーム体験が、また味わえます。
ぐぅぅぅ、この形絶対作れないよ~~~。ああ、このブロックを半分に割れば、出来るのに!!
アークライト ルート拡張:さざめく河のけだもの軍記 完全日本語版
- 人数:1~6人
- 年齢:10歳以上
- 時間:60~90分
- 制作:C.ウェールレ
「ルート」といえば、それぞれの陣営で仕様が異なる「非対称型」対戦ゲーム。「非対称型」といっても、特殊能力が異なるというそんじゃそこらのレベルではなく、得点の要件がそれぞれ異なる。「建物をたくさん建てる」・「支配領域を増やす」・「クエストカードをこなす」。つまり、全く別のゲームをしていると言っても過言ではない。
この度、拡張版が出て、陣営が2つ加わり、プレイ人数の上限が4人だったのが、6人へと増加しておる。基本セットも増刷がかかっておるようじゃし、この機会に! と言いたいところじゃが、早速プレミアムな値段じゃのう。
【基本セットも再販しています‼】
アークライト センチュリー:ゴーレム 未知なる東方山脈 完全日本語版
- 人数:2~4人
- 年齢:8歳以上
- 時間:30~45分
- 制作:エマーソン・マツウチ
「センチュリー」シリーズのゴーレム版 第2弾!!
第1弾は「センチュリー:スパイスロード」のリメイクで、第2弾は、当然「センチュリー:イースタンワンダーズ」のリメイクになっています。
今回はボードがついて、前作の資源拡大の楽しさをそのままに、移動の要素も加わって、はちゃめちゃなプレイ感です。
なんなら、第3段も出るでしょうから、3作すべてゴーレムで揃えるのもありです!
ニダヴェリア
- 人数:2~5人
- 年齢:10歳以上
- 時間:45分
- 制作:S.ラジェ
競りゲームの一種なのじゃが、競って獲得するのはドワーフの戦士たちじゃ。フレーバーとしては、邪竜ファフニールを討伐するために、戦士たちを集めるというものじゃが、ルールは競り&セットコレクションじゃな。
それぞれの戦士はステータスが異なっており、うまく組み合わせることで、高得点が狙えるようになっておる。また、入札のための資金は、額面の異なる5枚のコインを、毎ラウンド再利用していく形になるのじゃが、わざと競りを降りて、コインの額面を強化するシステムも備わっておる。ジレンマがありそうなシステムじゃな。
アークライト カップケーキ・エンパイア 完全日本語版
- 人数:2~4人
- 年齢:10歳以上
- 時間:45~60分
- 制作:A.ルデュク、D.プリート
製作者のひとり、ルデュクさんは、8月発売のラインナップにあったカナダの飛行機タクシー「ユーコン・エアウェイズ」の作者さんですね。
同じように、このゲームもダイスワーカープレイスメントです。カップケーキ屋さんをどんどん拡大していくのが目的。
このデザイン、可愛いコンポーネント好きの方には、たまらないのではないでしょうか。
アークライト バレンタイン・デー 完全日本語版
- 人数:3~6人
- 年齢:8歳以上
- 時間:15分
- 制作:K.グルール
なんじゃ、この儚げなカードデザインは!!
「バレンタイン・デー」は、薔薇のカードをデートに誘いたい相手に渡すゲームじゃ。ふむふむ。なんたるロマンチック!
カードを渡された相手は、裏面のまま、受け取るか断るかを決断する。受け取ったら、自分の花束に加え、断ったら誘った相手の花束になる。なるほど。
カードには、バラの価値を表す数とトゲを表す数が書かれていて、価値が10以上の花束が作れれば勝ちだが、トゲが5以上になると花束は無効。
あれ、これ不要なカードを押し付ける「ゴキブリポーカー」の変則版じゃ。。。全然ロマンチックじゃなーい!! じゃが、ブラフゲームとしては面白そうじゃな。
アークライト シャーロック・ホームズとモリアーティの罠 完全日本語版
- 人数:1~6人
- 年齢:12歳以上
- 時間:20分~40分
- 制作:L.ケイファー、J.ケイファー
さあ。今週最後に紹介するのは、こちらのゲームです。
マーダーミステリーやミステリ仕立ての脱出ゲームが、流行っているいま、いよいよシャーロックホームズも題材に!? と、思いきや、こちらはタイル配置の協力パズルゲームです。
「ドミノ」のようにタイル端の同じ絵柄同士を組み合わせ、全員で協力して、最終的にモリアーティに規定のタイルをつなげるのが目的。
古めかしいデザインが好印象だし、原作のフレーバーも使われてて、ファンアイテムとしても良さそうですね。