「ニンニンニン!」
突如、ポーキーが忍者の真似をしながらネスの家に飛び込んできた。
「おーい、ネス!大変だ!うちのママが『今夜は特別な夕飯を作る』って言ってるんだ!」
「それがどうしたの?」とネス。
「いいかい?うちのママが作る料理っていったら...」 ポーキーはドラマチックに間を取って、 「去年のクリスマスの七面鳥は、なぜか青く光ってたんだぜ?」
「あ...」
「そうだよ。だからお願いだ。今夜、うちで晩ご飯を...」
その時、ネスの家から香ばしい匂いが漂ってきた。
「ネス!ポーキー!カレーができたわよ!」 ネスのママの声が響く。
「わーい!」 二人が食堂に駆け込むと、そこにはおいしそうなカレーライスが。
「ポーキーも食べていきなさい」
「え...あ、はい...」 ポーキーは恨めしそうにネスをにらむ。 ネスのママは町一番の料理上手で有名だ。
一口食べた瞬間、
「お、おいしい...まるでカレーライスが歌ってるみたいだ!」
「ふふふ」とネスのママ。 「私の秘密のレシピよ。PSIでカレールーをぐつぐつするの」
「えっ」
その夜以来、ポーキーの家の夕食時には、 必ずどこからともなく煙のカーテンが現れ、 気づくとポーキーの姿が消えているという怪現象が続いたとか。
「おかあさん、ぼくもPSIを使えるようになりたいな」 「まずはお手伝いからよ、ネス」
めでたし、めでたし。
...でも本当に青く光る七面鳥って何だったんだろう?